介護業界でやっていくために知っておきたいこと・快適な職場づくりに大切な介護システム

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どこまでが介護なのか相談を受ける

介護現場には、色んな高齢者の方がおられます。
1つ1つの介助に対してお礼をいわれるような紳士的な方もいれば、王様のように威圧的な態度の方もいます。

介護現場で働く者としては、当然ながらお礼をいわれた方が働きがいもでてきます。
かといって、威圧的な態度の人をないがしろにすることはできません。
しかし、介護に理想を抱いて入られる方は特にショックを受けやすく辞めてしまう人もおり、ストレスを感じる方も多いでしょう。

「受容」という言葉で片付けられることも多いですが、これがなかなか難しいんですよね。

理解することの大切さ

車いすを押す女性・車いすに乗る男性

介護現場においてよく直面する問題が、わがままへの対応です。

ただただ相手をして欲しいだけで、わがままをいっているだけなら声かけなどで対応できることもあります。
しかしほんとうに難しいのは、それがわがままなのかどうかの判断でしょう。

特にいつも高圧的な態度をとっている方からのわがままは、おおかみ少年と同じように、最初からわがままだと思い受け取ってしまいがちです。

ほんとうに理解できているかどうか

食事を与える

例えば食事1つとってもそうです。
今まで自分で完食していた方が急に「手がしびれて食べられない」などを訴えることもあります。1度や2度なら問題ありませんが、場合によってはそのまま半介助になることもあります。

これはADLQOLの観点から考えてよくありません。もちろんほんとうに身体機能が低下してしまい、自力で食べられない場合は、介助する必要があります。しかしこれがわがままなら、そのまま半介助になるのは避けておきたいところ。

昔働いていたところで、威圧的な人が急にこのようになるケースがありました。
私を含めた周りはあまり意に介していなかったのですが、ある職員がよく話を聞くと昨晩から調子が悪かったようで、それが原因だった様子。次からメニューを別にすると、自力で完食していました。
これは、この時の職員が「敬意を払いながら理解しようとした」からだと思うのです。
でなければ、次のメニューから対応などできていなかったでしょう。

「受容」の解釈

介護現場において、忘れてはいけないのが「受容」ですよね。
人によって少しずつ解釈が違ったりしますが、これを私は「相手に敬意を払って、相手のパーソナリティを理解すること」と思っています。 これを感情にふりまわされずに行なうのですから、悩みもたくさん出てきます。

理解した上で、どのようにすればベストなのか一緒に考えていけることが大事なのだろうなと思います。
声かけを頻繁にするのも良いでしょうし、用具を使ってサポートするのも良いでしょう。

用具を取り入れて質を高める

良い経営者なら、重要な用具の購入は快く応じてくれるはずです。
もちろん、私も相談を受けた時は、できるだけ導入できるように努めています。

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プロフィール紹介

同じ介護施設で15年ほど働いています。気付けば40代も後半です。
5年前、管理者になったのを機にメインを現場から、事務や経営に移して頑張っています。

介護業界って他の業界と比べて
やっぱり特殊。

介護の現場独特の悩みや経営の苦労など色んな悩みを共有出来たらなと思っています。
まだまだ勉強不足ですが、少しでも介護業界が良い方向に向かえばと奔走しています。