介護業界でやっていくために知っておきたいこと・快適な職場づくりに大切な介護システム

サイトマップ

介護システム、伝送ソフトで効率化

介護事業は、経営を安定させるまでが本当に大変です。
軌道に乗せればしばらくは利益が安定して出ますが、そこまで簡単にたどり着けるわけではありません。

もちろん私の介護施設も、なかなか利益が安定しなかったので、サービス残業をお願いすることもありました。
そのおかげでなんとか黒字にしていたのですが、このような人件費の削り方は、結局ただの一時しのぎに過ぎません。 毎月毎月このようなギリギリのやりくりだったので、精神的にも参ってしまいました。

尊敬する斉藤さんとの出会い

キーボードを打つ

そんな状況を変えてくれたのが、施設長さんのお知り合い、斉藤さんに教えていただいた介護ソフトと介護システムでした。

斉藤さんは規模の大きな法人で働かれている方で、現在は副施設長として運営にたずさわっています。 この方は、介護のあり方を変えたいと日々おっしゃっていて、私がとても尊敬している方です。 現場には出ていない方ですが、その分少しでも現場環境を良くしようと奔走されています。

この斉藤さんに、今まで行なった施策の中で最も効果が高かったのが介護ソフトや介護システムの導入だったと教えていただいたのです。
導入してからは、ケアマネやヘルパーのやり取りがスムーズになり現場から喜ばれたそうです。もちろん、事務の方も大喜びだったそう。
その時まで、介護システムとは一体何なのか良く知らなかった私にとっては寝耳に水という感じで、半信半疑でいました。

導入に踏み切る

ただ施設長はその話に大きく感化されたらしく、早速うちでも導入してみることに。
経費にあまり余裕がないので、できるだけ安くて操作が簡単なものを探した結果、斉藤さんと同じ介護システムを使うことにしました。

ケアマネさんの反応

使い始めて最初に喜んでくれたのが、ケアマネさんでした。
ケアマネさんは利用者の状況や介護費用など考えることが多いので、それを一括で管理できるようになってやりやすくなったと言っていました。 また現場の介護ソフトと連携して、計画や実績をやり取りできるので、無駄にデータ入力する必要がなくなったそうです。その分、時間に追われることが少なくなったので、よく考えて利用者さんの計画を立てられると喜んでいました。

ヘルパーさんの反応

スーツを着た女性

現場のヘルパーさんなどもスケジュール管理や事務作業にかけていた時間をかなり短縮できたと言っていました。

ヘルパーさんの中には、あまりパソコン作業に慣れていない方もいたので、使えるかどうか不安だったのですが、簡単な操作ができれば誰でも扱えるので、すぐに使いこなしていました。 私としても、誰がどの時間にどこへ行くべきなのかなども、すぐに確認できるので便利です。

それに加えて、どの利用者にどのような注意点があるのかなども
すぐに確認できるので、初めて会う利用者の介護も行いやすくなったそうです。
またヘルパーさんに報告を兼ねて入力してもらうだけで、国保連への介護請求データも集まります。
つまり、訪問実績を入力するだけで介護請求データを集める手間をはぶけるので、事務面でも一気に効率化が進んだのです。

効率化と経費削減を同時に

このような介護サービスを行なうのに必要な作業を効率的に行えるようになると、従事者の時間管理に余裕が出てきます。余裕ができると、ギスギスした空気やミスなどが自然と減っていくので、介護の質や時間効率も自然と上昇していきます。

今までは、報告やデータ入力などの業務を行なうために使っていた時間を、介護システム導入後は介護サービスに充てています。そのため、同じ時間で介護できる件数の増加や、ヘルパーさんの休憩時間をきちんと割り当てられるようになりました。

介護ソフトや介護システムを導入するだけでも、今まで行なっていた介護に付随する作業を簡単に効率化できます。経営を考える上で大事なのは、人件費を下げる方法ではありません。
同じ人件費を使いながら、どのようにして利益を増やせるかが大事なのです。
確かに、介護事業所において人件費という経費は最も割合が大きいかもしれません。

しかし、人件費を減らして得られるものは一時の利益のみです。それでは、嫌気がさして職員も辞めてしまい、ヘルパーさんのやりくりに時間がかかってしまうようになります。これでは、とても効率的とは言えません。
うちでは介護システムを導入してからは、使った人件費に対して得られる収入を増やすことができ、安定した利益が出せるようになりました。

効率化に役立つ介護システム

ちなみにうちで使用している介護システムは介護の森というものです。
他のもいくつか見てみたのですが、コストパフォーマンスが一番良さそうだったのと、二重入力を効率的に省ける点に惹かれて、こちらにしました。

実際に使ってみると、まずサポートがとても良いです。
システム以外の介護制度のポイントを教えてくれたり、介護業務外時間でも丁寧に対応してくれます。 さらには、分かる範囲ならIT全般の事も教えてくれて、困ることなく効率よく作業ができるので助かっています。

あとは介護伝送ソフトを利用して、国保中央会への伝送がインターネットでできるのも助かります。フロッピーやCD-Rだととても手間だったのですが、介護の森にしてからは手間もなく伝送できるので、介護請求作業がかなり楽になりました。大きい規模の事業所なら、事務の方がとても喜ぶと思います。
介護の森では他にも、デイケアサービズのソフトや訪問介護のソフトなどもあるので、事業拡大を考えている方にもおすすめできる介護システムです。

介護システムはこちら

プロフィール紹介

同じ介護施設で15年ほど働いています。気付けば40代も後半です。
5年前、管理者になったのを機にメインを現場から、事務や経営に移して頑張っています。

介護業界って他の業界と比べて
やっぱり特殊。

介護の現場独特の悩みや経営の苦労など色んな悩みを共有出来たらなと思っています。
まだまだ勉強不足ですが、少しでも介護業界が良い方向に向かえばと奔走しています。