介護業界でやっていくために知っておきたいこと・快適な職場づくりに大切な介護システム

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介護に参入するなら

介護はこれから先どんどん拡大していく事業です。 少子高齢化に伴い高齢の方が増えていくので、需要はますます増えるでしょう。 そうしたことから、介護事業への参入・起業を考えている方は少なくありません。

これは介護業界にとっては望ましい流れです。
なぜなら今後、人口の多い団塊世代が次々に高齢化を迎えていきます。
2015年には65歳、2025年には75歳になり、介護の需要は急激に高まるといわれているからです。

つまり、今のまま事業所や施設が増えなければ、介護業界は供給不足になる可能性もおおいにあります。
そのため私個人としては、これから介護に参入・起業する方をどんどん応援していきます。

参入・起業をすれば必ず成功とは限らない

ベッドに寝かせる

今までたくさんの企業が介護業界に参入してきましたが、なかには早々に撤退を決めた企業もいます。 いくら需要が高まっているといっても、闇雲に参入して結果が残せるほど甘くはありません。
きちんと経営計画を立てなければ、立ち行かなくなるのは他の業種と同様です。 介護業界ではこの経営計画を立てる上で意識しておくべきポイントがいくつかあります。

わたしは管理者として働いているだけで、起業をしたわけでもないですし今後もする予定はありません。 ただ、今いるところがこれから事業を拡大する予定なので、施設長が今後のことを考えて色んなところに連れ出します。
そのため、施設長だけでなく、お知り合いの方からも様々なアドバイスをいただいております。

法人などで事業を拡大する時にも意識しているポイントらしいので、「これからは介護だ!」と考えている方にもぜひ参考にしてもらえればと思います。

介護経営計画を立てる上で欠かせないポイントとは

ここでは最も重要な3つのポイントを紹介しておきたいと思います。
この3つをないがしろにすると、経営はジリ貧のままになります。
これらは、新規参入・起業だけではなく、事業拡大においても重要になるポイントです。

場所

まず大事になるのが、事業所や施設の場所です。
つまりどこを拠点にするのかで、今後の見通しは大きく変わるのだそう。

例えば、同じようなサービスを提供していても、要介護認定を受けている人が少なければ利益も当然少なくなりますよね。 また逆に要介護認定を受けている人が多くても、事業所や施設が既にたくさん進出していると、開拓できる幅に限りが出てきます。

そのため、拠点を間違えると黒字化までの苦労が何倍にもなるそうです。
逆に拠点さえ間違えなければ、赤字を出し続けることはないとか。
要介護認定を受けている人が多く(できれば高い人)、
まだあまり事業所や施設が進出していない場所
を選びましょう。

スタッフ

介護事業で難しいのが、働く人がいなければ仕事を受けたくても受けられないことです。
順調に顧客を獲得していても、職員が少なければ受け入れることはできません。
特に訪問は、資格を持っている人でないと介助をおこなえず、人手不足による問題はより深刻です。

そのためまず働きやすい職場環境への改善がもとめられます。
また新しいスタッフを雇えるように、求人募集への経費増加も必要です。

小さな事業所や施設では、経費削減のために求人費用を少なめに設定しているところがよくあります。
実はこれが最もいけないらしく、顧客開拓に従って定期的に求人をおこなうのが理想的です。
もちろんまだ顧客数が少ないという時期に、求人をおこなう必要はありません。
職員に余裕がないと感じるようなら、はやめに働き手を募集するのがおすすめ。

介護システムや介護ソフトの導入

介護業界で意外と時間をくってしまうのが、事務系の作業。 さすがに医療と比べると書類の数はすくないそうですが、それでも働き手のすくなさで考えればかなりの量を毎月さばかなければなりません。
事業所や施設の規模が小さい間は、事務専任スタッフも雇えないので自分でやる可能性もあります。

そして介護の事務は、医療とちがって制度が頻繁に変わります。
やっと覚えたと思ったのに、制度が変更なんてこともよくあります。
この歳でものごとを覚えなおすのはかなり苦労しますよね。

そこでこの事務を助けてくれるのが介護システムや介護ソフトです。
介護請求に必要な資料をつくるのがとても楽になり、時間短縮にもつながります。
また制度変更にも対応してくれるので、こちらで細かいことを覚えなおす必要がありません。
ちなみに私が今の職場で使いはじめた時は、今までの苦労は何だったのだろうと思いました(笑)。
介護請求は毎月おこなう作業なので、時間短縮にかなりの効果を発揮してくれます。

介護はこれらをおさえれば失敗しにくい

コミュニケーション

ここでは3つのポイント「場所」「人」「事務」に注目しました。

既に事業所や施設などで黒字を出している方からすれば、これらは当たり前のことです。 介護経営で一番大事なことなので、参入・起業する方にはぜひ覚えておいてもらえればと思います。

これらさえおさえておけば、介護は新しく参入しやすい事業だと思います。 またできるだけリスクを負いたくない人におすすめです。
とくに訪問介護は、最初にかかる費用を200万以内に収めることも簡単です。 聞いた話だと、100万ほどにおさえることも可能だとか。

パソコンが苦手でも

介護ソフトと聞くと、なんだかパソコンに詳しい人が使いそうだとイメージする人いませんか?
じつは私もそのようなイメージをもっていて、最初に話をきいた時、私には使えないと思っていました。
でも実際に使ってみると、思っているよりも簡単でしたよ!
わからないことは問い合わせると、とても親切に教えてくれるので安心して使っています。

プロフィール紹介

同じ介護施設で15年ほど働いています。気付けば40代も後半です。
5年前、管理者になったのを機にメインを現場から、事務や経営に移して頑張っています。

介護業界って他の業界と比べて
やっぱり特殊。

介護の現場独特の悩みや経営の苦労など色んな悩みを共有出来たらなと思っています。
まだまだ勉強不足ですが、少しでも介護業界が良い方向に向かえばと奔走しています。