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伝送、介護保険請求ソフト時短術

介護事務は月の終わりから10日まで忙しくなります。
そもそも介護事業の収入は、国保連に介護の予定・実績を、郵送・伝送で報告することで介護報酬の9割をもらえます。 つまりこの介護請求は、介護事業所や施設が収入を得るために必ず必要な作業です。

事務員のメイン作業

パソコンを扱う

この作業を任されているのが介護事務員で、月の終わり頃から10日までに伝送などで、国保会へデータを送る必要があります。
しかしこの介護保険請求を自力で行なうと途方もない時間がかかります。
利用者が数十人程度なら不可能ではないですが、50人を超えるとかなりの負担です。

なぜなら介護保険請求は利用者1人1人の予定、実績に基づいて、介護保険請求を行なうからです。 そのため、うちでは介護保険請求に1人専念してもらうために、事務員を数人雇っていました。

給付請求書作りが遅れてしまうと、伝送・入金も遅れてしまいます。
多いかなと思っていても事務員を数人雇うしかなかったのです。

介護保険請求を楽に

そんな時、効率化を掲げて導入したのが介護システムと介護保険請求ソフトでした。

うちはパソコンを苦手としている人が多かったので、導入が進まなかったのですが、効率化や今後の事業拡大に備えて、導入することになりました。 事務員さんからはずっと介護システムと介護保険請求ソフトを導入しようとせがまれていたので、待望の導入となりました。

事務員さんの反応

ガッツポーズの女性

事務員さんも最初は使い方がわからなかったようですが、サポートセンターに電話で問い合わせながら、どんどん使い方を覚えていきました。
本格的に使い始めると「使いやすい」「データをまとめるのが楽」「伝送にして早くなった」などの喜びが聞こえ、なんと作業にかかる時間を半分以上削れました。

理由は、まず二重入力がなくなったことです。
提供票に実績を入力しておけば、ケアマネさんへ送る資料だけでなく、介護請求に必要な資料の作成もすぐに行えるからです。

介護保険ソフトを導入するまでは、ケアマネさん用にデータを入力したあと、それを請求書に書き写す作業がありました。 この書き写し作業がまるまるなくなったおかげで、介護請求業務にかかる時間がこれだけ削減出来たようです。

またうちではレセプトの提出を楽にするために、伝送サービスも利用しています。
今までは紙を郵送していたので、とても面倒でした。 伝送にしたいとは前々から思っていたのですが、伝送にしたくてもISDN回線を設置しなければならず、費用面から断念していました。
しかし、介護システムと共に伝送サービスを利用すればISDN回線を設置せずに、介護請求データを簡単に国保連へと送れます。事務員さんは「念願が叶った!」とほんとうに喜んでいました。

私にとっても

介護保険請求でたまにあるのが返戻。
ちょっとしたミスがあれば、国保連から介護保険請求が返戻されてしまい、修正して送り直す必要があります。
しかし、郵送だと送ってから返戻されるまでに期間が空くので、どうしても2ヶ月先などに一緒に送り直すことになります。 毎月毎月、返戻されたデータを忘れないようにチェックしておくのってなんだか疲れますよね。

でも介護ソフトや介護システムを利用して伝送にすると、返戻通知もすぐにもらえます。
そのため、翌月の伝送時に請求できるので、返戻にストレスを感じることもなくなりました。

導入したことでうまれた効果

介助もおこなえるように

うちにいる事務員さんも現在では全員ヘルパー2級を持っています。
そのため事務作業に余裕がある時は、1日1~2時間程度ですが介助に入ってもらうこともよくあります。こんなことは介護システムや介護ソフトを導入する前には考えられませんでした。 そのおかげでスケジュールも余裕をもって組めていますし、より多くの利用者に介護サービスを提供出来るようになりました。

介護システムと介護ソフトを導入するまでは、ケアマネさんとのやり取りを含めた事務作業で一杯一杯のようでした。お茶くみや求人などの面も、うちでは事務員さんにかなり任せていましたし、介助に入ってもらう余裕はなかったのです。

しかし、導入してからは作業量と作業時間が減り、快く介助に入ってくれています。
事務員がヘルパー2級を持っているなら、介護システムや介護ソフトを導入して、事務を効率化することで介助に入る人手を結果的に増やせます。

時間に追われない

給付請求書作りはケアマネさんに報告し、その修正後に行なうのが一般的です。
なぜなら給付請求書は、ケアマネさんが組んだ予定を基本にしているので、キャンセルや変更などはケアマネさんに修正してもらう必要があります。

また他にも何か記載漏れなどがあれば、ケアマネさんへ報告して対応してもらわなければなりません。
今までなら、ケアマネさんに修正してもらい、そこから給付請求書作りをしていたいので、月の終わりから10日まではどうしてもバタバタしていました。

しかし、今ではケアマネさんに修正してもらえば、そのデータを基に請求書作りが簡単に出来ます。
こう考えると、給付請求書作りで発生しやすい二重入力は、効率を大きく下げる原因となっていたようです。
これを介護システムや介護ソフトで解消したので、介護保険請求にかかる時間を大幅に短縮出来ました。

使用している介護ソフト

うちが給付請求書で使っているのは介護の森シリーズです。 もちろん伝送もここでお願いしています。 介護の森シリーズは利用者情報なども一括で管理出来るのでとても重宝しています。

伝送サービスは他の介護ソフト利用者でも受付けているのでイチオシです。

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プロフィール紹介

同じ介護施設で15年ほど働いています。気付けば40代も後半です。
5年前、管理者になったのを機にメインを現場から、事務や経営に移して頑張っています。

介護業界って他の業界と比べて
やっぱり特殊。

介護の現場独特の悩みや経営の苦労など色んな悩みを共有出来たらなと思っています。
まだまだ勉強不足ですが、少しでも介護業界が良い方向に向かえばと奔走しています。